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【Dragonborn】EP.6 - Attack Attack!



お待たせしました!第6話、ようやく仕上がりましたよー!
本編更新は2ヶ月ちょいぶりくらいかな?フォロワーMOD公開とか色々あったからね!仕方ないね!







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かつてミラークが建造し、ドラゴン達によって破壊された――といっても地下に作られたこの内部は無事のようだが――聖堂。薄暗くじめっとしていて、埃やカビ、そして人間の屍臭が交じり合った独特な臭いが鼻につく。外気がほとんど入り込まないがために、それは当時のままここに”記録”されている。


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フリア――スコール村の戦士で、ここには何らかの力によって操られた同胞らを救うためにやってきたという。呪術師である彼女の父親いわく、それはこの地にミラークが戻ってきたせいなのだとかなんとか。だが、渦中の男はもはや昔話の登場人物でしかなく、フリアも半信半疑だったようだ。同じ人間を探しにきたミナと出会い、彼女の”ミラーク一派に襲われた”という事実を共有することで疑心は一歩確信へと近付いたようではあるが。


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「ドラゴンプリースト?」

聖堂内を探索しつつ、ミナはミラークに関することやスコールの民についてフリアに尋ねていた。
昨日の敵はなんとやら。多少の”いざこざ”はあったものの、本来ミナとフリアは目的を同じとする、いわば同志だ。こちらの事情を説明すれば、彼女の納得と協力を得るのに時間は掛からなかった。
本当の……いや、いま立ち向かうべき敵が誰なのかを見定める眼もちゃんと持っているらしい。

「ええ。ソルスセイムの誕生と同じくらい昔の話よ。かの竜戦争でドラゴン達の権力が失墜する以前に、彼……ミラークは他の多くの者達と同じく教団の司祭としてドラゴンに仕えていた。でも後々、彼は反逆し自分の道を切り拓いたの。言い伝えによれば、彼はソルスセイムを我が物にしようとして、ドラゴン達に滅ぼされたそうよ」


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「私たちスコールの民の中に、呪いの影響を受けなかった者はほとんどいないわ。あなたもさっき見たでしょう? 心ここにあらずといった様子で聖堂の再建に勤しんでる彼ら――イアサとオスラフ――の姿を。なんとか操られずにすんだ残りの仲間は呪術師である私の父が村で守っているけど、それもいつまでもつか……だから私が救う方法を見つけられなければ、人々に希望はないのよ」

同胞がまるで操り人形のように、あるいは使い捨ての道具のようにいいように使われている。呼びかけても返事は無く、ただただ手に持つ金槌を振り続けるばかり。悲しみか、悔しさか、責任か、焦りか、それら全てか。
言葉にこそしないものの、唇の奥で感情を噛み殺しているのがわかる。


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「なるほど大層な使命だ。かたや、俺は喧嘩を売ってきた相手をただ一発殴ってやりたいだけ。コンビとしては上出来じゃないか」

おどけた風に言ってみせる。

「ふふっ、じゃあよろしくね。吸血鬼の相棒さん」


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「では始めるとしよう」


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――闘争の時間だ。


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「……道中も罠だらけで歓迎には事欠かなかったが、これはまた格別だな」

半月型の巨大な刃が鉄製独特の”金切り声”を上げながら宙を舞っている。左から右へ、右から左へと。
侵入者を拒絶し、あるいは断絶する冷ややかな殺意。


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「この数……もはや悪趣味の領域ね。生身の私ではさすがに無理があるわ。それに、このトラップを突破するならあなたのほうが見込みがありそうね。あの奥に見えるレバーで、この刃を止められると思うわ。お願いできるかしら。私はここで待ってるから」


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……存外、図太い性格をしている。いや、過信して突っ込んで死なれても困るが。


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「ふふん。よかろう。俺が行って止めてきてやる」

「……頼んでおいてなんだけど、大丈夫なの?」

もちろん――そう目配せだけして、ミナは歩を進める。


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「なに、難しいことではない。吸血鬼の視力は常人のそれではないからな」


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「おおっと」


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「危ない危ない……」


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「これだな」


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レバーを引き上げ、刃の動きが完全に止まったところで、フリアもこちらまでやってきた。

「ありがとう、ミナ。助かったわ。それにしてもこのトラップの数……ミラークは人を寄せ付けないために、ずいぶん苦労したようね。これで最後だと思いたいけど……」

「どうだろうな。だが、ここまで大事に至ることなく共々五体満足でやってこれたのだ。であれば、この先なにがあろうが俺とお前なら問題ないだろう。ま、俺は手足も胴体も首も千切れようが切断されようが死にはしないがな。知っての通り」

「そ、それもそうね」

改めてその人外ゆえの不死性に驚いたか呆れたか、ともかくそんな声色のフリアをよそに、ミナはさらに奥へと侵入する。


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「ぬ……?」

意味ありげに広くとられた空間までやってきたと思えば、これはドラゴンの骨だろうか。天上から鎖で吊るされ、まるで展示物のような扱いだ。
いや、この世界この時代の価値観を鑑みるなら、戦利品のように、と表するのが妥当か。


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「ミラークが竜教団を裏切ったことは知っているけど、死骸をこんな風に扱うなんて……ドラゴン達が聖堂を破壊したのも不思議じゃないわ。仲間の骸がこんな戦利品みたいに晒されていたら、完全に激怒したはずよ」

やはり、この世界本来の住人であるフリアはそう考えるか。
ミナが内心で生まれ故郷にある自然史博物館を思い出していたのは言わないほうがよさそうだ。言えたものでもないが。


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「あれは……竜の?」




”あとがき”

今回はSS祭りでしたね。でもダンジョン探索とかは文字じゃなくSSに頼ったほうがだれないからいいと思ってます。そもそも私の文章力が追いつかないですしね(白目)
たぶんこのDBRPの文章内で初めてパラレル……いえ、ミナの場合は異世界ネタと言うべきですか。1880年代にロンドンにできたいまや世界最大級の自然史博物館の名前をちょろっと出しましたが、どうでしょうか。
個人的にはこういうネタって好きなんですよね。こっちの時代では、こっちの世界では、こんなものが存在してこんな事があったんだぜ~的なノリです。
ちなみに、前々から言ってますがミナが人間として生活を送っていた最後の年は推察ですが1890年前後ということになりますので、そっちの時代設定的にも矛盾は無いです。ただ設定そのものがぶっ飛んでるだけで(笑)

ではでは、次回はついにあの技が登場しますよ。お楽しみに!

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-2 Comments

名無し " "
危ない。
もう少し出っ張ってたら即死だった

あれ、急に部屋がまっくらni・・・
2015.12.06 22:47 | URL | #- [edit]
廃人a " Re: タイトルなし"
> 名無しさん

返事がない、ただのしかばねのようだ。
無茶しやがって……
2015.12.06 23:47 | URL | #- [edit]

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