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【Skyrim 小話】小夜嵐 - さよあらし -

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それなりにラノベの作法を心得た廃人aが、それなりの文章力をもってして、それなりのお話を書いてみました。といってもほとんどSSですがww
やっぱり文章書くのってむずかしいですね。いまいち面白みのない文体というか。まぁ仕方ないね( ´_ゝ`)

今回の小話はとある少女といつもの暗殺者の出会いのお話です。SSと少女視点(地の文は三人称一視点)で進行していきます。






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とりわけ、自らの欲望のままに生きる"賊"という人種は不愉快な声で笑う。その下卑た口調は時に苛立ちの種にさえなる。そして、そういう自分自身もいまやこの連中と同類であることに強烈な不快感を覚える。
幼少の時分に身売りされ、賊同士の勢力争い……人間、財産の奪い合いの繰り返しの末にたどり着いたこの"居場所"だが、結局はどこも烏合の衆のねぐらである。彼女を取り巻く環境は前のそれらと何ら変わらない。
不愉快だ。だが、親を殺され兄弟姉妹とも離れ離れになって十数年は経とうという彼女に、外の世界で頼れる者などいるはずもなく、ただひたすら生きる為だと自身に言い聞かせていまもここにいる。
小狼 - シャオラン - 、亡き母にそう名付けられた彼女は、いまや山賊子飼いの狗へと成り下がってしまった。





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耳に入るのはやつらの談笑と、雨と風と雷の音だけ。おかげで、まさに外の嵐のように彼女の心は荒むばかりであったが、その心が不意にある種のざわめきを感じた。
いわゆる"カン"というやつだろうか。ひどく胸騒ぎがする。なにか……




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予期せぬことが起こっている気がする……





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彼女は外の見張り番の交代を買って出た。本来ならこんな嵐の日は中でおとなしくしているのが最善だが、どうにも収まらないこの胸騒ぎの正体を確かめたかった。あるいはただの杞憂であるのかもしれないが。





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嫌な予感というのもほどよく当たる、とは誰が言った言葉だっただろうか。
わたしはそれに遭遇してしまった。予期せぬことに。予期せぬ者に。





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耳をつんざくような雷鳴。いつもなら思わずすくんでしまうところだろう。
しかし今はそれどころではないのだ。そんなことをすればきっと、殺されてしまうのだから。




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まるで深淵の闇を覗き見ているような、どこまでも暗い双眸がこちらを見ている。あんな目をした人間を彼女は今まで見たことがなかった。あんな、人を殺した直後に"なにも思っていない"人間は。
殺人を生活の一部としているのはシャオランも、砦の中で悪行自慢を肴に酒をあおるあの連中も同じだが、その本質はまるで違うものだ。まるで違う生き物だ。
そこには喜びも怒りも、狂気すらも感じない。





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戦闘態勢に入る。得物はこの四肢のみ。剣や弓などというものは彼女には必要ないのだ。人を殺すにはこれで十分足りているのだから。
眼前の敵はまるで品定めするようにこちらをじっと見ている……まだ動き出す様子はない。
ならば。





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先手必勝!




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まだ戦えた。たった二発、打撃をもらっただけで倒れるような柔な体ではない。まだまだ彼女は戦えた。
だが、轟音と共に鳴り響く雷鳴に……そして、自分を見下ろす敵のあの恐ろしい目が、彼女の精神を射殺した。

今度こそ彼女はすくんでしまった。





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敵の手が迫る。ここで自分は殺されるのだろうか。自分たちが殺したあの人たちのように。
なんて恐ろしいのだろう。死を意識するだけで、これほど体が震えるとは。
「死にたくない……!」
これほど、声が震えるとは。





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いよいよ死刑執行の斧が振り下ろされようというときに、しかし彼女が自らの頭に置かれた冷たい手から感じ取ったのは、この上ない温もりであった。





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恐る恐る見上げた、さっきまで殺すか殺されるかの戦いをしていたはずのこの人の顔は、なんとも優しい表情だった。
まるで子供をあやすかのように彼女の頭を撫でる。なぜ殺さないのだろうか。所詮はひと時の戯れ、児戯だったということだろうか。あるいは同情だろうか。
ああでも、もうそんなことはどうでもいい。死ななかったことに、そしてこの人の手の温かさに心の底から安堵している人間に、なぜと問う資格はきっとない。彼女は負けたのだ。





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あの人の後を追うように砦の中へと戻ると、そこはつい先ほどまでの喧騒は嘘のように静まり返っていた。
酒ではなく自らの血で溺れている彼らを見て、彼女はやはり戦慄した。争いの形跡さえないその手際の良さに。
そして理解した。あの人が生粋の暗殺者であることを。





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この山賊をまとめていた女頭領の自室から、"お使いを済ませた"くらいの涼しい顔で出てきた暗殺者に向かって、シャオランは言い放つ。
「ワタシも一緒に連れていって……! アナタの……傍にいさせてほしい!」
自らの矜持を捨てて懇願する。この暗殺者の冷たい手の温もりを、親のそれにも似た優しさを、彼女は忘れられなかったのだ。その価値を知っていたから。





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「我らが母に仕えて片方が酷い死に方をするまで、わたしと共に歩む覚悟があるのなら」


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SSだけの方もこの稚拙な文を読んでくださった方も、お疲れ様でした。ありがとうございます。
正直、文章を考えるより戦闘シーンをSSで撮るのがホントに苦労しました。それっぽいポーズさせて騙し騙しやっていますが、私にはあれが限界です。どうか脳内補完で良い感じにしてください。

今回のはTumblrのこちらの記事で新キャラとしてお送りしました小狼と書いてシャオランのバックストーリーになります。
こんな感じで闇の一党の一員になりましたよ、みたいな。もっと簡単にするつもりが何故に文章までつけることになったのか……自分の計画性のなさに呆れるばかりであります。
ちなみにもろにチャイニーズな名前ですが小夜が存在してる時点でうちのスカイリムにロアフレンドリーとかいう言葉はないので……

あと、なぜシャオランを小夜は殺さなかったのかの理由についてはこれだ!と私は決めてないので各自の好みに合わせて脳内補完してください。
ただ、あえて私の中のその答えを言わせていただくなら、この物語の出だしの中に作中で回収していない伏線が一箇所ありますが、あれがそうです。小夜がこの山賊たちを殺してシャオランを殺さなかった理由、つまり闇の一党に暗殺を依頼した人間の正体ですね。そういう展開、好きなんですよ。
まぁそれはそれで突っ込みどころがでてきちゃうので改めて私の力量のなさを実感してしまいますが、別にこれで稼ごうってわけでもないんでどうか見逃してくださいww

ああそれともう一つ、一党クエした方はご存知だと思うのですが、最後の小夜の「我らが母に仕えて片方が酷い死に方をするまで」というやつはシセロの台詞をまるまんま引用しました。このセリフもすごい好きなんですよ。
詳しくはまたまた、Tumblrのこちらの記事へ。小夜の最期という妄想です。グロというほどのもんじゃありませんが、ちょっと血液成分多めなので観覧には注意してください。

ではでは、長ったらしいお話にお付き合いいただきありがとうございました!


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-4 Comments

時雨 " "
なんかぐいぐい引き込まれるお話で、とても良かったです~(*´Д`)

ほんと廃人さんはSSの撮り方や表情の付け方がうますぎですね!
そのスキル…私にもほんのちびっとだけでも分けて欲しい…(他力本願
2014.11.16 23:15 | URL | #- [edit]
廃人a " Re: タイトルなし"
> 時雨さん

読んでいただいてありがとうございます!・゚・(つД`)・゚・
一応、こんなんでも気合入れて無い頭をフル回転させつつお話書いたので嬉しいです~!
ポーズの都合もあって状況説明を文章か表情で済ませなければならなかったので、これはこれで大変でしたww
正直コンソール画面との睨み合いはしんどいというかメンドイのでオススメはできませんww
2014.11.17 00:46 | URL | #- [edit]
変態エロ " お邪魔します。"
いいですね~感動しました。
どこか冷めた文章がアクションシーンの切なさを一層、際立てていますね。
そして、垣間見る優しさがなんとも言えない気分になりました。

Tumblrで死の瞬間を拝見しました。
マイキャラを殺すのはマイキャラが好きだからですよねw
理由はどうあれ人を殺めるキャラを死をもって償わせたい・・・
といったところでしょうか?
さすがですね。

また遊びに来ます。
2014.11.18 05:50 | URL | #- [edit]
廃人a " Re: お邪魔します。"
> 変態エロさん

地の文(台詞以外の文)がすごく硬くなるのはもはやクセみたいなものなんですが、それが上手い具合に物語にアクセントをつけれたようで、よかったですww
Tumblrの方も含めて、わざわざ読んでいただいてありがとうございます!
別にヤンデレを気取るわけじゃないんですが、死は愛の究極形だーー!などとわけのわからないことを言いながら撮影してましたww
2014.11.18 13:42 | URL | #- [edit]

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